まめこ
ブダペストの観光は公共交通機関を使うつもりだけど、どうやって乗ればいいのかな?
チケットの買い方は?
罰金を取られることがあるって本当?
ブダペストの地下鉄や路面電車は観光にとっても便利な乗り物。
それぞれの交通機関を活用すれば、観光にはほとんど不自由ありません!
ただ、チケットの種類や、乗るときの「有効化」など、日本と違う仕組みがわかりにくいかも…。
正しいチケットを買い、「有効化」をしないと不正乗車となってしまい、罰金を払う羽目になってしまうこともあるんです。
マーリア
ということで、この記事では、ブダペストの交通機関の乗り方や、チケットの種類についてご紹介していきます。
Contents
ブダペスト観光に便利な交通機関
まずは、ブダペストの移動に役立つ便利な乗り物の種類をご紹介していきましょう。
地下鉄
市民の足として活躍してくれる便利な地下鉄。ブダペストにはM1~M4まで、4つの路線があります。
ハンガリーではMetró(メトロー)と呼ばれています。
路面電車
地上を走る路面電車は、大きな通りやドナウ川沿いなどをはじめ、あちこちで活躍する便利な乗り物。トラムとも呼びますね。
地下鉄では行きにくいところもカバーしてくれ、観光にも非常に便利です!
ハンガリー語では、villamos(ヴィッラモシュ)と言います。
バス
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様々な路線があり、旅行者には一見使いにくそうに思えますが、観光に便利な路線も。
ブダの丘と地下鉄の駅をつないでくれる、16番、116番のバス路線は覚えておくと使えるかも!
ハンガリー語では、autóbusz(アウトーブス)と言います。
トロリーバス
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地上の電線から電気をとって走る、トロリーバス。
路面電車の入っていけないようなこまかな部分をカバーし、地元の方々の足として活躍しています。
観光スポットを回るには、あまり使う機会はないかもしれません。
ハンガリー語ではtrolibusz(トロリーブス)と言います。
ブダペストの交通機関のチケットの種類
上で紹介したブダペストの乗り物
- 地下鉄
- 路面電車
- バス
- トロリーバス
これらは、共通のチケットで乗り降りすることができます。
いくつか種類があるので、旅行者に便利な代表的なものを紹介します。
ブダペスト24時間トラベルカード←おすすめ!
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- 記載の時間から24時間 乗り放題になるチケット
- 「有効化」の必要なし
- 1650フォリント
ブダペストをじっくり観光するなら、ぜひおすすめしたいのが、指定時間乗り放題になるチケットです。
ブダペストの
- 地下鉄
- 路面電車
- バス
- トロリーバス
が乗り放題になります。
さらに、平日なら、ドナウ川を渡る船の路線(D11、D12と呼ばれています)にも乗車できます。
24時間チケットを持っていれば、乗り物に乗るたびにチケットを改札に通す(有効化)必要がないので、交通機関に不慣れな旅行者にとってありがたい存在です。
マーリア
旅行者に体験者が多い「罰金制度」については、のちほど詳しくご紹介しますね。
ブダペスト72時間トラベルカード←日程によりおすすめ!
- 記載の時間から72時間 乗り放題になるチケット
- 「有効化」の必要なし
- 4150フォリント
ブダペスト24時間とラベルカードの、72時間バージョンです。
3日以上ブダペストに滞在する場合はお得です。
シングルチケット
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- 1路線の乗車に使えるチケット
- 乗り換え不可 (地下鉄同士での乗り継ぎはOK)
- 「有効化」が必要
- 350フォリント
1乗り物に乗る回数が1日4回までなら、24時間チケットよりシングルチケットがお得です。
ブダペスト市内をあまり移動しない日には便利。
このチケットは、購入して持っているだけではだめで、乗り物に乗るときに「有効化」が必要です。
マーリア
有効化の方法については、この後詳しくご紹介します。
乗換チケット
- 乗り換えが1回可能なチケット
- 「有効化」が必要(乗り換えたときは再度必要)
- 530フォリント
各路線間で1回の乗り換えが可能なチケットです。
注意すべきは、乗車をはじめたときの「有効化」だけでなく、乗り換え後も再度「有効化」が必要なこと!
「乗り換えできる券を買ったから大丈夫!」と満足してしまい、2回目の有効化をうっかり忘れてしまいがちなので、使うときは気を付けてくださいね。
地下鉄区間チケット(3駅まで)
- 地下鉄の3駅までの移動に使えるチケット
- 地下鉄内での乗り換えはできますが、合計で3駅まで
- 「有効化」が必要
- 300フォリント
ちょっと乗りたいときに使えるチケット。
通常のシングルチケットより50フォリントお得です。
10枚つづりチケット
Ezek max. gyűjteménybe jók. Gondolom, azért GYŰJTŐJEGY? pic.twitter.com/AjMwSTVqU9
— RoePipi (@RoePipi) January 4, 2019
- 1路線の乗車に使えるチケット×10枚
- 10枚は切り離して使える
- 乗り換え不可 (地下鉄同士での乗り継ぎはOK)
- 「有効化」が必要
- 3000フォリント
いわゆる「回数券」。10枚のチケットを割引価格で買うことができます。
買う場所によって、1冊に束ねられている場合と、バラバラになっている場合があります。
チケットの購入方法
上で紹介した数々のチケットは、駅などにあるチケットの自動販売機や、窓口で購入できます。
自動販売機は英語表示にすることもできるので、「どんな切符があるのか」をあらかじめ知っておけば、購入は難しくありません。
路面電車やバスの停留所ではチケット売り場がないところもありますので、あらかじめチケットを何枚か買っておいたり、24時間有効のチケットを買っておくなどするのが便利です。
乗り物の乗り方と、チケットの「有効化」の方法
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地下鉄や路面電車などのブダペストの乗り物には、日本の地下鉄のような「改札口」はありません。
地下鉄の場合は、ホーム向かう入り口に白いラインが引かれ、不思議な機械が立っています。
その機械にチケットを差し込みましょう。
すると、ジジッと音がして、チケットに切れ込みや印字がされます。
これが、チケットの「有効化」です。
マーリア
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場所によって、機械のタイプが違うこともありますが、とにかく「機会に差し込む」ことを忘れずに!
路面電車やバスの場合は、車内に有効化の機械があります。
乗り込んだらすぐに、チケットを機械に差し込んで「有効化」をしてください。
チケットの有効化については、こちらの動画がわかりやすいので、旅行前にぜひ一度見てみてくださいね。
ブダペスト24時間トラベルカード、72時間トラベルカードなどのチケットは、「有効化」する必要はありません。
ブダペストの交通機関の罰金について【重要】
ブダペストの地下鉄や路面電車には検札の係員が待ち構えていて、特に旅行者は入念にチケットをチェックしています。
チケットがなかったり、間違えた使い方をしていたり、「有効化」をしていなかったりすると、即罰金を取られます。
罰金の金額は
- その場で払う場合→8000フォリント
- その場で払えない場合→16000フォリント(振込用紙を渡されます)
マーリア
払えない金額ではないけれど、それなりに大きな金額。せっかくの楽しい旅行も、一気にテンションが下がってしまいますよね…。
SNSにもこんな投稿が。
ブダペストの地下鉄で、切符の打刻忘れたら€27(約3355円)の罰金かまされたよ!!\( ˆoˆ )/
もうちょい出せば1ヶ月分の定期買える金額らしいよ!\( ˆoˆ )/
ウィーンで2日間のパス買ってたから、同じ感覚で打刻せず乗ってしまったよ!反省はしてる!してる!だからお願い!なぐさめて!\( ˆoˆ )/— こな🌏(DJダイノジ) (@kona_tabi) March 29, 2019
ブダペスト、2回も検閲に引っかかって罰金取られたンゴ
— すった (@star_kotorin) September 8, 2017
地下鉄も近代的だったし。やっぱり歴史的な魅力があり、かつ観光客フレンドリーな街っていいなあ。ブダペストで罰金を取られた時には、「この国は観光客にとってbadだ!」と捨て台詞を吐いたものだった。
— Namie (@namiei) March 10, 2015
今日やばい。悲しいな
1.フランスでシャトルバスが待てども来なくて、離陸15分前に到着する
2.ブダペストでチケットの有効化を忘れて罰金3500円とられる— のーむら (@5zigenseibutsu) December 26, 2016
せっかくの旅行中に悲しいことがあると、思い出も台無しです。
とにかくおすすめは、「24時間乗り放題」のチケット(日程によっては72時間用の)を買うこと!です。
マーリア
ぜひ活用してみてくださいね。