まめこ
マーリア
ハンガリー語の響きを聞いたことがない、という方もいるかもしれませんね。
では、旅行中に役立つあいさつや、地名の読み方などをご紹介しますね!
この記事では、ハンガリーを旅する時に便利な、
- 単語・地名の読み方
- 簡単なあいさつ
をご紹介していきます。
Contents
ハンガリー語とは
ハンガリーの公用語は、ハンガリー語です。
ハンガリー語がつかわれているのは、主にハンガリー。周辺の国の国境あたりでも通じることが多いです。
特に、歴史の中で、かつてハンガリーの領土だった地域には多いですね。
日本人にはなじみの薄い言語かもしれませんが、日本語との共通点も多いんです。
ハンガリー語の文法は日本語に似ている?
まずは、文法の部分。
私は ハンガリーへ 行きます。
をハンガリー語で表現すると、
Én magyarországra megyek.
(私は) (ハンガリーへ) (行きます)
となります。
順番、似ていません??
また、単語に助詞のようなものをつけるところも似ています。
例えば、「ハンガリーへ」の部分です。
なんだか親近感がわいてきませんか?
言語については詳しく書き出すときりがないので、文法についてはこのくらいにして、旅行に役立つ言葉へ進んでいきましょう!
ハンガリー語のアルファベット
ハンガリー語では、いわゆる「アルファベット」を使います。
英語とは違うのは、ü ö などの文字や、á é ú űなどを使うことです。
読み方のポイント
基本的にはアルファベット読みでOK。
「á」など、上に長い棒がついていれば長く発音します。
子音が2つ重なるときは、「小さいツ」を入れれば大丈夫です。(例えば、Étterem →エーッテレムという感じ)
旅先で、地名や通りの名前、料理名などを読むときにぜひ思い出してみてください!
とはいえ、ローマ字読みとは少し違う部分ももちろんあります。
üとöの読み方
母音で少し難しく感じるのは、üとöかもしれません。
ö → オとエの間のような音
ü → イとウの間のような音
なのですが、
発音のスペシャリストを目指すのでなければ、こんなイメージでもよいかと思います。
ö → はっきりしない「オ」
ü → はっきりしない「ウ」
例えば、観光地としても有名なGödöllőの宮殿。
Gödöllő → 日本語では、グドゥルーもしくはゲデレーと表記されることが多いです。
aの読み方
日本語の「ア」とちょっと違っていて、「オ」に近い「ア」で発音します。
普通に「ア」の発音で通じると思いますが、余裕があればチャレンジしてみてください。
実際の単語・地名で練習しましょう
まだまだ日本語と違う部分はありますが、羅列してもわかりにくいと思いますので、具体例で説明していきましょう。
なお、ハンガリー語は、たいていの場合単語の最初にアクセントが来ますので、はじめを強く発音しましょう。
Budapest
→ ブダペシュト
「s」は「シュ」と発音します。「ブ」に力を入れて、「ブダペシュト」です。
Esztergom
→ エステルゴム
「sz」は「サ行」の発音になります。どの語も基本的には最初にアクセントがあればるので、エに力を入れて、「エステルゴム」です。
Hollókő
→ ホッロークー(ホッローケーと書いてある本などもたまに見かけます)
őの発音は、「オー」と「エー」の中間。
lánchíd
→ ラーンツヒード
ラーンツヒードは、くさり橋のこと。「c」は「ツ」の発音です。
ちなみに、láncは鎖、hídは橋という意味です。
Vásárcsarnok
→ヴァーシャールチャルノク
ヴァーシャールチャルノクはブダペスト中央市場のこと。「cs」は「チャ行」の発音です。
zsemle
→ジェムレ
「zs」は「ジャ行」の発音です。ジェムレはハンガリーではとても一般的な丸いパンのこと。
ハンガリーのあいさつ
旅行でもよく使う、ハンガリー語のあいさつをご紹介していきます。
ハンガリーの人は、ものすごくしっかりあいさつをします。
お店に入ったとき(スーパーなどではしませんが、小さめのお店では必ずします)や、バスの運転手さんなど。
スーパーなどでも、レジの人に必ず「こんにちは」「さようなら」を言うんです!
ハンガリー語のあいさつは少し長いので、もし難しい場合は、「hello!」、「bye!」など英語でもいいので何か声をかけるとよいですね。
こんにちは
→ Jó napot kívánok. (ヨー ナポト キーヴァーノク)
省略してJó napot!(ヨー ナポト)とだけ言うこともあります。
Jó napot!(ヨー ナポト)だけなら、覚えやすいですよね!キーヴァーノクをつけたほうが丁寧ではありますが、何も言わないよりはぜひあいさつをしてみてくださいね。
さようなら
→ viszontlátásra (ヴィソントラーターシュラ)
省略してviszlát!(ヴィスラート)ということも多いです。難しければ、bye!でも十分。
ありがとう
→ köszönöm (ケセネム、クスヌム)
ちょっと発音が難しいですが、はっきりしない感じで「ケセネム」という感じ。
丁寧に言いたいときは、köszönöm szépen(ケセネム セーペン)を使います。
すこし上級編ですが、「ありがとう」を言っている側が複数いる場合はköszönjük(ケセニュク)を使います。
マーリア
旅行中に役立つハンガリー語の基本・あいさつ編 まとめ
この記事ではハンガリー語の読み方のポイントや、お店でよく使うあいさつなどをまとめました。
ハンガリーは旧社会主義国ということもあり、いっけんサービス精神がなさそうに見える人も多いと思いますが…
こちらから笑顔であいさつすると一気に笑顔になり、丁寧に対応してくれますよ。
スーパーのレジやお店に入るとき、ぜひこちらから声をかけてみてくださいね。