まめこ
名物のお酒はあるの?
マーリア
ハンガリーならではのお酒…と言えば、ウニクムやパーリンカという蒸留酒でしょうか。
ウニクムは、日本でいえば「薬用養命酒」のようなもの。独特の味が意外とクセになりますよ!
この記事では、ハンガリーのお酒について、詳しくご紹介していきます。
ハンガリーは実はワインの生産国としても有名。ワインについてはこちらの記事もどうぞ!
▼実は世界に知られるワイン生産国!ハンガリーで飲みたいワイン

ハンガリーのお酒
ハンガリーでは、ウニクムという独特のハーブ酒がポピュラーです。乾杯によく使われるパーリンカ、もちろんビールもありますよ。
ウニクム
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ウニクムとは、40種類以上のハーブを熟成して作られたハンガリーの薬用養命酒的なお酒の名前。
色は黒っぽくて、薬草っぽい感じの香りがします。
日本のハーブがたくさん入った昔ながらののど飴、ご存じですか?あれに近いニオイを感じます。
とはいっても、そんなにアヤシイ飲み物ではなく、ちょっと甘みもあって、慣れてくるとだんだん好きになってきて、クセになってくる、そんな味です。
健康に良いとか、二日酔いに効く、という話もちらほら…
食前にウニクムを飲んでおくとお酒に酔わない、なんていう愛飲家もいます。
小さなグラスでそのまま飲むのが一般的ですが、コーラで割って飲むような人も!
お土産ショップではかわいらしい小瓶サイズも売られていて、お土産にもぴったりですね。
ウニクムの独特の味をぜひ一度お試しください。
パーリンカ
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パーリンカは、果物から作る蒸留酒です。
アルコール度数は40~50%くらいあるので、結構強め。
ハンガリー人の家では、食前に小さなグラスに入れられたパーリンカで乾杯することも多いですよ。
何かで割ったりせず、そのまま常温で飲まれることが多いです。
自宅の庭の果物などで自家製パーリンカを作る人も多く、ハンガリーではとてもポピュラーなお酒。
(一定の条件以下であれば、日本での梅酒づくりが例外的に許可されているのと同じように、ハンガリーでも例外として自宅でのお酒造りが許可されています。)
原料の果物は、洋ナシ、プラム、桃、アンズなどがあり、それぞれ風味が違うので、お好みの種類を選んでみてくださいね。
マーリア
ビール
ハンガリーには、もちろんビールもあります。
ハンガリーのビールでメジャーなのは、
- Dreher(ドレヘル)
- Soproni(ショプロニ)
- Arany Ászok(アラニュ アーソク)
あたりです。
レストランやカフェでも飲めますし、スーパーにもたくさん置いてあります。
ただ、日本のビール好きの方には、ハンガリーのビールは物足りないかもしれません。
ハンガリーのビールは軽やかで苦みがそれほどないんです。
マーリア
ただ、ヨーロッパに位置するハンガリー。ハンガリー産以外にも、ヨーロッパ各国のビールが種類豊富なので、ビール好きの人には楽しいはず!
ハンガリーでは飲み物をキンキンに冷やす習慣があまりないので、ぬるいビールに当たることもあるかもしれませんが、そこはお国柄ということで…。
レストランなどで冷たいビールが飲みたい場合はお店の人に声をかけておいたほうが無難かもしれませんね。
お酒のおつまみ
ハンガリー人がお酒と一緒によく食べるおつまみを紹介します。
サロンナ
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ホームパーティーなどで、庭で焼いて食べることが多いのが、サロンナ。
ベーコンのようなものなのですが、そのほとんどが脂身という、日本人にとっては驚きの食材です。
その脂身を火であぶって溶かし、したたる脂をパンにしみこませて食べる…のが一般的。
こうやって食べることをハンガリー人はszalonnasütés(サロンナシュティーシュ)といいます。
ジーロシュケニェール
こちらはワイナリーなどでもよく見かけるおつまみ、 zsíros kenyér(ジーロシュ ケニェール)です。
ジーロシュ→脂付きの
ケニェール→パン
という名前のとおり、ラードを塗ったパンなんですが、ラードの上には塩少々、パプリカパウダー、赤玉ねぎがのっているのが一般的。
ハンガリーではラードをよく使うので健康面が少し心配になりますが、脂分と塩気がお酒にもぴったりの一品です。
zsíros deszka(ジーロシュ デスカ)と呼ぶこともあります。
ハンガリーのお酒&おつまみ まとめ
この記事では、ハンガリーならではのウニクムやパーリンカ、ハンガリーのビールについてご紹介しました。
ぜひジーロシュケニェールと一緒にハンガリーの味を楽しんでみてくださいね。
ワイン生産国としても知られるハンガリーのワインについては、こちらの記事もぜひチェックしてみてください!
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