まめこ
マーリア
ブダペストとはちょっと雰囲気の違うステキな町がいろいろありますよ!
この記事では、ブダペストから無理せず日帰りで行ける観光スポットをまとめてご紹介していきます。
エステルゴム
エステルゴムは、ドナウ川を挟んで対岸はスロバキア、という国境の町。
歩いて橋をわたり、国境を超えることもできますよ。陸に国境のない日本人にはワクワクしてしまう場所。
また、エステルゴムはBazilika(バジリカ)と呼ばれる大聖堂も有名です。
大きく立派な聖堂は、ハンガリーの初代国王イシュトバーン1世が戴冠式を行ったことでも知られています。
塔の上まで上ることができ、ドナウ川の流れを一望できる、とても気持ちの良い場所ですよ。
参考 ホームページエステルゴム大聖堂
余談ですが、エステルゴムには自動車メーカースズキの工場があり、日本とのつながりも深い場所。スズキの工場で働くハンガリー人も多く住んでいます。
ブダペストからエステルゴムまでは電車またはバスで約1時間です。
センテンドレ
センテンドレまでは、ブダペストから電車で40分ほど。
かわいらしい街並みで、その歴史は1000年以上と古く、かつてはセルビア人が多く住んでいたそうです。
現在は、「アーティストの町」としても知られるセンテンドレ。おしゃれな雰囲気のショップが多く、アットホームな美術館も点在しています。
センテンドレの駅からバスで15分くらいの場所にある、野外民俗博物館もおすすめの場所。
広くのどかな敷地には、昔のハンガリーの集落が再現され、伝統的な住居や粉ひき小屋、革のなめし工房など、かつての生活スタイルを垣間見ることができるんです。
室内の様子も見学でき、歴史はもちろん、東欧の田舎町の感じが好きな方にはたまらない場所です。
ブダペストからセンテンドレまではHÉV(へーヴ)と呼ばれる郊外行きの電車で約40分です。
グドゥルー(ゲデレー)宮殿
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日本語表記は「グドゥルー」や「ゲデレー」が入り混じっていますが、ハンガリー語ではGödöllőと書きます。Gödöllőは町の名前。
öの発音がカタカナにするには難しく、「オとエの中間」や「ウとエの中間」などと言われることが多いようです。
マーリア
グドゥルーにある宮殿は、オーストリア=ハンガリー帝国の皇后エリザベートがこよなく愛したことで知られています。
オーストリア=ハンガリー帝国の皇后(兼ハンガリー王妃)のエリザベートは、自然の豊かなグドゥルーをとても気に入っていたそうで、ハンガリー語も堪能であったと伝えられています。
王妃エリザベートが使ったとされる「ハンガリーウォーター」も有名ですね。
中国風のデザインが特徴的なヘレンドの食器シリーズ「ゲデレー」は、王妃エリザベートが滞在するゲデレー宮殿に献上されたもの。
エリザベートはハンガリーではエルジーベット、愛称はシシイと呼ばれ、現在のハンガリーでも人気の高い人物です。
宮殿の中は、見学ができるだけでなく、お土産ショップやカフェもあり、のんびりと優雅な時間を過ごすことができます。
グドゥルーまではHÉV(へーヴ)と呼ばれる郊外行きの電車で約50分です。
ヴィシェグラード
ヴィシェグラードは、13世紀に作られた城の残る町です。
城は小高い丘の上に作られていて、上のほうまで歩いていくことができます。
さわやかな風に吹かれながらドナウ川の雄大な流れを眺めると、中世の時代にタイムスリップしたような気分になります。
ドナウ川は、ドイツ南部の森林地帯「シュバルツヴァルト(黒い森)」から始まり、10か国・2,850 kmを通って黒海まで流れるヨーロッパでは非常に存在感のある川。
壮大な川の流れにも、ロマンを感じますね。
ハンガリーを流れるドナウ川はちょうど中流域に当たる部分で、ハンガリーのど真ん中をほぼ南北に流れる、とても重要な川なんです。
エステルゴム、ヴィシェグラードセンテンドレのあたりで、ドナウ川の流れが曲がっていることから、このエリアは「ドナウベント」と呼ばれています。
ブダペストからヴィシェグラードまでは、センテンドレ経由が便利です。
ブダペスト→センテンドレはHÉV(へーヴ)と呼ばれる郊外行きの電車で約40分、センテンドレ→ヴィシェグラードはバスで約50分です。
ヘレンド工房
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ハンガリーを代表する高級陶磁器メーカーです。
日本のデパートなどでも販売されていて、繊細で優雅なデザインが特徴。この工房では、製造や絵付けの様子を見学することができます。
美術館やレストランも併設されていて、あこがれのヘレンドに囲まれた一日を過ごせますよ。
レストランで使われている食器はもちろんヘレンド製です。
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19世紀のヨーロッパ貴族たちにも大人気だったというヘレンド。イギリスのダイアナ妃もヘレンドの大コレクターだったそうです。
世界のセレブから愛されるハンガリーブランドに囲まれ、優雅な時間を過ごしてみるのはどうでしょうか。
ブダペストからヘレンドまではヴェスプリーム経由が便利です。
ブダペスト→ヴェスプリームは電車で約1時間40分、ヴェスプリームからヘレンドはバスで約20分です。
途中乗り換えがあったり、バスの時間を合わせたりすると意外に時間がかかるので、現地ツアーを利用すると楽ですよ。
車なら、ブダペストからヘレンドまで約1時間半ほどで着きます。
ホッロークー
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ホッロークーは「ハンガリーで一番美しい村」とも言われ、古民家の並ぶ伝統的な集落がそのままに残っています。1987年には、ユネスコの世界文化遺産にも登録されました。
伝統的な衣装や民謡、ダンスなどが有名ですが、そういったものは毎日実施されているわけではないので、ツアーに参加するのが確実です。
イースターの時期の水かけ祭りは大いに盛り上がります。
マーリア
普通は霧吹きで香水をかけたり、指先につけた水をぱぱっと飛ばす程度なのですが…。
ホッロークーではバケツにくんだ水をバシャっと!!
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特設のステージがつくられ民族ダンスが披露されたり屋台が出るなど観光的要素の強いお祭りですが、その盛り上がりは良い思い出になること間違いなし。
ブダペストからホッロークーまでは電車やバスを乗り継いで約3時間かかるうえ、個人訪問では民族衣装やダンスを見られない可能性もあるため、ツアーに参加するのが便利です。
ブダペストから日帰りできる観光スポット まとめ
ブダペストから日帰りで行きやすい、6つの観光スポットをまとめてご紹介しました。
- エステルゴム
- センテンドレ
- グドゥルー(ゲデレー)宮殿
- ヴィシェグラード
- ヘレンド工房
- ホッロークー
どこも魅力あふれる場所。ブダペストから少し離れてみると、また違ったハンガリーの一面を見ることができますよ。ぜひ思い出に残る旅にしてくださいね!